ホストクラブにおける営業手法は高度に体系化されており、客の性格や経済状況に合わせて変幻自在に使い分けられます。客側が「本気で愛されている」と信じ込んでいる関係のほとんどは、計算し尽くされたマニュアル通りの営業トークです。
代表的な営業スタイルには以下のパターンが存在します。
- 色恋営業(イロコイ):「付き合おう」「将来一緒に暮らそう」と甘い言葉を囁き、恋人関係を装って売上を立てさせる手法。最もトラブルに発展しやすい。
- 本営業(ホンエゴ):本気で相手に好意を持っているように見せかけ、客側の「信じたい」という気持ちを巧みに利用する擬似本気営業。
- 友達営業(トモエゴ):対等な親友ポジションを築き、「友達のピンチを助ける」という名目でシャンパンや高額注文を入れさせる手法。
- 育て営業(オラ営・メンヘラ営業):あえて冷たい態度をとったり、急に優しくしたりして精神的に支配(マインドコントロール)し、顔色を窺わせる手法。
どれほど「私だけは特別」「店外デートもしてくれるしプライベートのLINEも来る」と主張しても、店舗での売上や指名が途絶えた瞬間に連絡が途切れるのであれば、それは100%ビジネスです。ホストにとって店外デートやLINEの即レスは、次回の来店時に大金を使わせるための「先行投資」に過ぎないという冷徹な事実を直視しなければなりません。