ハッカ油に含まれるメントールは、実際に皮膚の温度を下げるわけではない。脳の冷感センサー(TRPM8受容体)を刺激し、「冷たい」と錯覚させる仕組みだ。このメカニズムを最大限に生かすには、吹きかける部位の選定が肝心となる。
おすすめは、首の後ろや手首、ひざの裏側など、太い血管が皮膚の近くを通っている場所だ。ここに軽く吹きかけるだけで、吹き抜ける風が氷水のように冷たく感じられる。ただし、粘膜や目の周り、顔への直接噴射は激痛を伴うため厳禁。衣類の襟元や靴下にスプレーするだけでも、持続的な涼感を手に入れられる。