老いることは、避けて通れない自然の摂理。私たちは長い間、そう信じ込んできた。しかし、その前提に真っ向から異を唱える動きが加速している。世界保健機関(WHO)が国際疾病分類に「老化関連」の項目を追加して以来、研究開発のスピードは劇的に上がった。
今回の発表がこれほどまでに騒がれているのは、単にシワを伸ばすといったレベルの話ではないからだ。臓器そのものの機能を若返らせ、認知症や心疾患といった加齢に伴う慢性疾患の発症を劇的に遅らせる可能性が示された。医療費の削減という社会的インパクトも含め、その波及効果は計り知れない。