新宿ピカデリーは、日本のアニメカルチャーや邦画の「熱源」としても特別な役割を果たしている。話題作の公開初日に行われる監督やキャストによる舞台挨拶、あるいは深夜のオールナイト上映や応援上映の聖地として、常にファンの熱気で熱狂してきた。
ロビーや通路に飾られる特大の限定ポスターやスタンディ、ここでしか買えない限定グッズを求めて長蛇の列ができる光景も珍しくない。同じ作品を愛する見知らぬ同士が同じ空間に集まり、笑い、涙し、歓声をあげる。リアルな場が存在するからこそ生まれるコミュニティの熱量は、現代のポップカルチャーにおいて不可欠なピースだ。