受診者側の体験も劇的に変わりつつある。一律のメニューをこなす従来の健康診断は過去のものとなり、個人の遺伝子情報、過去のバイタルデータ、さらにはウェアラブル端末からリアルタイムで収集されるライフスタイルデータを統合した「完全オーダーメイド受診」が主流となりつつある。
検査当日の拘束時間は短縮される一方で、得られる情報の密度は段違いだ。リスクが極めて低い項目は省略し、潜在的リスクの高い領域に徹底的に精密検査の集中投資を行う。無駄な被ばくや身体的負担を減らしつつ、最大の予防効果を得るこの手法は、繁忙を極める現役世代から絶大な支持を集めている。