「病院に行くのが恥ずかしい」「処方箋なしで安く手に入れたい」という心理につけ込むのが、海外からの個人輸入代行通販サイトです。ネット上ではシアリスやその海外製ジェネリックが格安で販売されていますが、ここには極めて深刻な健康被害のリスクが潜んでいます。
製薬企業4社が実施した合同調査によると、個人輸入代行サイトで流通しているED治療薬の約4割〜6割が偽造品(フェイク薬)であることが判明しています。これら偽造薬の実態は劣悪そのもので、有効成分が全く入っていない粗悪品ならまだしも、致死量を超える成分が含まれていたり、有害な不純物や工業用色素が混入していたりする事例が後を絶ちません。
さらに、個人輸入で入手した医薬品によって重篤な副作用や後遺症が生じても、国の救済制度である「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となります。命や健康を危険に晒すリスクを冒してまで個人輸入に頼るのは、極めて危険な行為と言わざるを得ません。