駅名の由来でもある「新井薬師 梅照院」は、徳川2代将軍秀忠の娘の眼病が平癒したという伝承から「目の薬師」として広く知られる真言宗の古刹だ。境内は日頃から地元住民の散歩コースとなっており、子育て祈願や眼病平癒を願う参拝客が絶えない。
毎月「8」のつく日に開催される縁日や、季節ごとのイベント時には、境内に屋台が立ち並び、子供たちの歓声が響き渡る。都心近くにありながら、季節の行事と人々の暮らしがしっかりと結びついている。デジタル化が極限まで進んだ現代において、こうしたアナログな社交の場が心の拠り所となっている。