なぜここまで急速に信者の離反が進んでいるのでしょうか。幸福の科学信者数激減の理由と、多くの元信者が明かす幸福の科学脱会理由と内情を精査すると、以下の3つの構造的要因に行き着きます。
第1に、度重なる高額なお布施ノルマと経済的疲弊です。教団では「愛念供養」「特別植福」「祈願」など様々な名目で信者に金銭の奉納を求めます。秘儀とされる祈願や研修を受けるためには数十万円から数百万円単位の奉納金が必要とされ、これに加えて幸福実現党の選挙資金や映画チケットの買い取りが重くのしかかりました。長年支えてきた古参信者ほど貯蓄を使い果たし、生活困窮に陥って脱会せざるを得ない状況に追い込まれています。
第2に、「霊言」の濫発と教義のインフレ化に対する幻滅です。政治家、歴史上の人物、果ては宇宙人や動植物の霊まで呼び出す霊言集が年間数十冊ペースで出版され続けましたが、その内容が世情やオピニオン誌の受け売りに過ぎないのではないかという疑念が信者内部からも噴出しました。さらに、過去の予言がことごとく外れたことや、新型コロナウイルス感染症をめぐる教団の対応(独自の祈願で治癒すると主張したことなど)が、一般社会との常識的感覚の断絶を深め、多くの理性的信者が距離を置く契機となりました。
第3に、宗教2世問題の表面化です。親の熱心な信仰によって幼少期からアニメ映画や教義を刷り込まれ、私生活や進路を厳しく制限されてきた2世信者たちが、成人を迎えるとともに自立を求め、インターネット上の告発や自助グループを通じて一斉に教団から離反しています。次世代への信仰継承が完全に失敗している点こそが、将来的な信者数回復を絶望的にしている最大の要因です。