カラビナ(英語:carabiner / ドイツ語:Karabiner)の語源は、ドイツ語の「Karabinerhaken(カラビナーハーケン=騎兵銃用のフック)」に由来します。17世紀から19世紀にかけて、騎兵が「カラビナ(騎兵銃)」を肩掛けベルトへ瞬時に着脱できるように開発された金具が原型です。
その後、20世紀初頭にドイツの登山家オットー・ヘルツォークが岩登りの道具として応用したことで、登山やレスキューの世界へ急速に普及しました。現代では、リングの一部にバネ仕掛けの開閉扉(ゲート)を備えた金属製コネクター全般を指します。
カラビナの基本構造は、主に以下のパーツで構成されています。
- ボディ(フレーム/背):荷重を受け止める金属の本体部分。最も強度が高い長軸側を「スパイン(背)」と呼びます。
- ゲート:開閉するレバー部分。バネ(スプリング)が内蔵されており、指を離すと自動で閉まります。
- ノーズ:ゲート先端が噛み合うフック部分。近年はロープやテープが引っかかりにくい「キーロック(ノーズ形状が滑らかなフラット構造)」が主流です。
- ヒンジ(リベット):ゲートが回転する軸部分。