映画界の熱気とシンクロするように、音楽シーンでは15歳の新人アーティスト・宇多田ヒカルが彗星のごとく登場した。デビューシングル『Automatic / time will tell』の鮮烈なR&Bサウンドは、日本中のリスナーとメディアに強い衝撃を与えた。
彼女の音楽は単なるヒットソングにとどまらず、映画やドラマのタイアップ、映像作品のトーン&マナーと深く結びつきながら、カルチャー全体を活性化させる原動力となった。視覚と聴覚の双方から人々の記憶に刻み込まれた楽曲たちは、四半世紀以上が経過した現在でも色褪せることがない。