SNSやネット掲示板、Q&Aサイトに集まる消費者のリアルな声を調査すると、ワンコイン消失に対する率直な嘆きと、それに適応するユーザーの知恵が交錯している。
大手コミュニティサイトの書き込みを分析すると、「昔はマックといえば500円玉1枚を握りしめて行く場所だった」「エグチセットが500円を超えたときは時代の変化を痛感した」といったノスタルジー交じりの声が目立つ。物価高の波を身近なファストフードで実感する消費者は極めて多い。
しかし現場では、悲観するだけでなくシステムを賢く使い倒す層の動きが顕著だ。実際の店舗利用者の声として以下のような実践例が多数報告されている。
「ランチタイムは公式アプリのクーポンを必ず確認し、490円前後で出ているハッピーセットを頼む。大人が頼んでも全く問題ないし、サイドをサラダにすればカロリーも抑えられる」(30代会社員男性)
「レシートについてくるアンケート(KODO)に回答してポテトSやドリンクSの無料クーポンを確保。これと180円のマックチキン単品を組み合わせれば、200円台〜300円台で立派な軽食セットが完成する」(20代大学生女性)
このように、従来の「定価セット買い」から「クーポン・特典を組み合わせたセルフセット構築」へとユーザーの消費行動が急速にシフトしている現場の実態が浮かび上がる。