行政機関への相談窓口や事故情報バンクには、水筒や金属製ポットから飲料へ溶け出した金属塩による中毒事故の報告が寄せられている。厚生労働省や消費者庁は公式の啓発資料を通じて、酸性飲料を金属製容器に長時間保管しないよう繰り返し警告している。
実際に報告された事例では、老朽化したポットで淹れた粉末スポーツドリンクを飲んだ高齢者や小学生が、相次いで吐き気やめまいを訴えて救急搬送されたケースもある。検査の結果、飲料からは高濃度の金属成分が検出された。容器の経年劣化やタワシ等による内部コーティングの損傷が、被害を拡大させた主要因と分析されている。