シドの部屋に監禁されていた改造おもちゃたちは、初見の観客にも強い恐怖を与えました。特に金属のクモのような脚に赤ん坊の頭部がついた「ベビー・フェイス」や、釣り竿に美脚がついた「レッグス」など、その造形はシュールレアリスムの芸術作品そのものです。
しかし物語終盤、彼らはシドの悪意によって生まれた怪物ではなく、互いを思いやり助け合う心優しい仲間たちであることが判明します。壊れたパーツ同士を器用に接合し、ハンダ付けや配線までこなしていたシドの技術力は、同年代の子どもと比較してもずば抜けたエンジニア気質を示していました。
ゴミ収集員という職業を選んだ背景にも、「まだ使えるモノを再利用する」「機械や廃棄物に新たな価値を見出す」という、少年時代から培われた適性が活かされているのではないかと考察されています。