和葉の血肉となり、唯一無二の生命力を吹き込み続けているのが声優の宮村優子です。『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役などでも知られる名優ですが、神戸出身である彼女のナチュラルな関西弁イントネーションは、和葉の快活さと乙女らしさの見事な調和を生み出しています。
宮村優子は過去のメディアインタビューにおいて、「和葉は平次のことが本当に大好きで、その純粋さをどう声に乗せるかを常に大切にしている」と語っています。闘病生活を経験しながらもマイクの前に立ち続け、四半世紀にわたって演じ分けられる繊細な声色の変化は、ファンの間でも「和葉の声は宮村さん以外に考えられない」と絶大な信頼を寄せられています。
特に『から紅の恋歌』で披露された、平次への秘めたる想いをかるたの札に込めるクライマックスの気迫と、平次に助け出された瞬間の安堵の吐息は、声優としての卓越した表現力が生んだ名演として高く評価されています。