2016年2月にアメリカで誕生した長男と、2019年6月に同じく渡米中に生まれた長女。長男は10歳、長女は6歳となり、それぞれが自分らしい個性を開花させる多感な時期を迎えている。幼少期の多くをニューヨークという世界一の刺激に満ちた街で過ごした二人にとって、日本語と英語が日常的に交差するバイリンガル環境はごく自然なものだった。
だが、その暮らしは単なる華やかさだけではない。過密日程と過酷な遠征をこなす大投手を支えながら、里田まいは手作りの栄養食と温かな家庭の空気を守り続けた。激しい環境変化にも柔軟に溶け込んできた子供たちの頼もしい姿は、日米を股にかけた特別な日常が育んだ大きな財産だ。