月刊少年ガンガン誌上で行われた公式人気投票において、主人公のエドワード・エルリックは常に第1位を死守し続けました。しかし、2位以下の順位争いには当時の読者の熱狂が色濃く反映されています。
第2回・第3回人気投票では、ロイ・マスタング大佐が圧倒的な票数でエドに迫る2位を獲得。さらに脇役であるはずのマース・ヒューズが殉職後もトップ5圏内にランクインし続けるなど、キャラクター個々の生き様がファンの心に深く刻まれていることが数値データからも証明されています。
また、本作が生み出した名言の数々は、現代を生きる私たちの背中を強く押してくれます。
- 「立って歩け 前へ進め あんたには立派な足がついてるじゃないか」(エドワード・エルリック)
- 「ありえないなんて事はありえない」(グリード)
- 「死ぬな 殺すな 生き延びろ」(オリヴィエ・ミラ・アームストロング)
- 「痛みを伴わない教訓には意義がない 人は何かの犠牲なしには何も得る事などできないのだから」(最終話モノローグ)
これらの言葉が色褪せないのは、登場人物たちが過酷な現実から逃げず、代償を背負いながら泥臭く前進した結果として発せられた「血の通った真実」だからに他なりません。