1990年代後半、ヒップホップとロックを融合させた斬新なサウンドで日本の音楽シーンに革命を起こしたDragon Ash。その中心人物であるKjこと降谷建志さんが、大物俳優・古谷一行さんの実の息子であるという事実は、デビュー当初は伏せられていました。
世間がこの親子関係を知った際、日本中に大きな驚きが広がりました。昭和を代表する正統派俳優と、ストリートカルチャーの旗手という強烈なギャップがあったためです。しかし、2人の表現に対するストイックな姿勢やカリスマ性は共通しており、知れば知るほど納得の血筋として受け止められました。
偉大な父親の名前を一切利用せず、自らの才能と楽曲のクオリティだけでミリオンセラーを達成し、日本のロック界の頂点に登りつめた降谷建志さん。そのルーツには、幼少期から父の背中を見て育った表現者としてのDNAが息づいていました。