80年代ファンシーはなぜ消え令和に蘇ったのか?熱狂の背景と現在価値

80年代ファンシーはなぜ消え令和に蘇ったのか?熱狂の背景と現在価値

80年代ファンシーはなぜ消え令和に蘇ったのか?熱狂の背景と現在価値についての真相をお届けします。

1980年代に花開いたファンシーブームの震源地となったのが、東京・原宿の竹下通りでした。70年代後半から若者文化の発信地として急成長していた原宿には、輸入雑貨やオリジナルキャラクターを扱う個性的な店舗が次々と誕生します。原宿のファンシーショップの歴史を語る上で欠かせないのが、少女たちの「自分たちだけの可愛い空間」を求める熱気でした。それまで子ども向けの買い物といえば駄菓子屋や街の文房具店が中心でしたが、原宿の洗練されたショップ群は、入店するだけで非日常を味わえる特別な体験を提供したのです。

この原宿発のカルチャーは瞬く間に全国へ波及し、全国各地の商店街やショッピングセンターにファンシーショップが昭和の街角を彩る風景が定着しました。パステルピンクやミントグリーンで統一された店内には、所狭しとステーショナリーやぬいぐるみが並び、小中学生の女子にとって最大の社交場となったのです。80年代ファンシーブームの理由の根底には、当時の女子中高生の間で爆発的に流行した「丸文字(変体少女文字)」の定着があります。文字そのものを可愛く装飾するコミュニケーション文化と、イラストや英字ポエムを配した雑貨の世界観が見事に合致し、一大産業へと発展していきました。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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