1971年に大ヒットした「よこはま・たそがれ」で一躍トップスターの座に駆け上がって以来、数々の金字塔を打ち立ててきた。演歌というジャンルの枠を超え、ポピュラーソングや歌謡曲の魅力を幅広く届けてきた彼の存在感は、現在の音楽業界においても唯一無二である。
NHK紅白歌合戦からの卒業は、決して引退や活動縮小を意味するものではなかった。むしろ、テレビという時間の制約がある枠組みから解き放たれ、より深い音楽表現や生のステージに専念するための積極的な選択であったと言える。同年代の歌手たちが第一線を退くケースが増える中でも、彼の圧倒的な存在感と歌唱力は衰えを見せない。