おやつカンパニー(旧・松田産業)が誇るベビースターラーメンの歴史において、公式マスコットは大きく3つの世代に分かれます。それぞれの時代背景や社会の空気感を色濃く反映したデザインと役割について、時系列で紐解いていきます。
初代キャラクターは、1959年の「ベビーラーメン」発売とともに誕生した初代ベビーちゃんです。オレンジ色のパッケージに描かれたチャイナ風の衣装とおかっぱ頭が特徴の女の子で、当時の子どもたちに圧倒的なインパクトを与えました。発売当初は固有の名前が前面に出ておらず、昭和レトロの情緒漂う素朴なイラストとして親しまれ、およそ30年にわたり黎明期のブランドを支えました。
1988年、商品名が「ベビースターラーメン」へと改称される大きな転換期に誕生したのが、2代目のベイちゃんです。イラストレーターのサカモトセイジ氏が手掛けたこのキャラクターは、白いハットとスーツを基本に、商品のフレーバーごとに警察官やシェフ、宇宙飛行士、浴衣姿など多彩なコスチュームへと変身するギミックで爆発的な人気を獲得しました。2000年には妹のビーちゃんも合流し、平成の駄菓子カルチャーを象徴するアイコンとして確固たる地位を築きました。
そして2017年、満を持して登場したのが3代目のホシオくんです。トレードマークである星柄のニット帽とアクティブなストリートファッションに身を包み、自ら感情豊かに動き、歌い、踊るキャラクターとして現在もブランドの先頭に立っています。