連続ドラマ主演作『その女、ジルバ』での変貌ぶりは、日本中を驚愕させた。40歳のアラフォー女性と80代の熟練ホステスという一人二役を演じ切るため、彼女は過酷な肉体改造と役作りを断行。あえて体重を増やし、目元のクマやむくみをあえてそのまま活かすアプローチで、人生に疲弊した女性のリアルをスクリーン上に立ち上らせた。
「見た目の綺麗さ」を追う従来の主演女優像を真っ向から拒絶し、役の生き様そのものを生きる。その覚悟こそが、視聴者の魂を揺さぶった理由だ。容姿の大きな変化を単なる「激変」として消費させず、作品の説得力へと昇華させた手腕は、改めて彼女が希代の表現者であることを証明した。