四条通と室町通が交わる交差点に位置する「SUINA室町」。その中心的存在として暖簾を掲げるのが、株式会社大垣書店が運営する京都本店である。1942年の創業以来、地域に根差した本屋づくりを積み重ねてきた同社。名誉会長の大垣守弘氏らを筆頭に代々受け継がれてきた「街の文化基盤を守る」という揺るぎない理念が、このフラッグシップストアにも色濃く脈打っている。
京都市内の学生や研究者、クリエイターがこよなく愛するこの場所は、単に紙の印刷物を売る売り場ではない。京都文化の奥深さを伝える展示や選書コーナーが設けられており、足を踏み入れるだけで街の息吹を直に感じ取ることができる仕組みになっている。