「坊やだからさ」というフレーズが放たれたのは、1979年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』第12話「ジオンの脅威」です。ファンコミュニティやネット上の検索では「第10話でガルマが死んだ瞬間のセリフ」と混同されがちですが、実際にはガルマの戦死から2話後の国葬シーンで描かれています。
物語の流れを整理すると、まず第10話「ガルマ散る」において、ジオン公国軍の地球方面軍司令官であるガルマ・ザビが、ホワイトベースの挟み撃ち作戦の最中、シャアの意図的な謀略(ガルマ散る シャアの裏切り)によってホワイトベースの正面に誘導され、集中砲火を浴びて壮絶な戦死を遂げます。このときシャアがガルマの通信機越しに放ったのは「君はいい友人であったが、君の父上がいけないのだよ」という宣告でした。
その後、第12話においてジオン公国本国でガルマの大規模な国葬が執り行われます。兄であるギレン・ザビ総帥が全世界に向けて熱狂的な戦意高揚プロパガンダ演説を展開する中、左遷されて地球の歓楽街に身を潜めていたシャアが、ホテルのバーでテレビ中継を見つめながら口にしたのが「坊やだからさ」という呟きです。ファーストガンダム 名セリフの中でも屈指のシチュエーションとして、今なお語り継がれる屈指のカットです。