今年の仙台は、3月初頭から記録的な気温の高低差に見舞われている。寒暖差が1日の中で15度以上におよぶ日も珍しくなく、早朝に氷点下近くまで冷え込んだかと思えば、正午過ぎには上着が不要なほどのポカポカ陽気になる。この極端な振れ幅の背景には、地球規模の海水温変化と三陸沖の暖流の強まりが深く関わっているとされる。
仙台管区気象台の専門家は、「仙台特有の太平洋側気候のベースは崩れていないものの、寒気の南下タイミングと南からの暖気の衝突地点が仙台平野に集中しやすくなっている」と分析する。街を歩けば、厚手のコートを着込む高齢者の隣を、Tシャツ姿の外国人旅行客が歩いていくような不思議な光景が目に入る。