全国に1,200カ所以上存在する道の駅の中で、なぜ杉戸町の施設がこれほどまでに熱烈な支持を集めているのでしょうか。最大の要因は、単なる「通過点」ではなく「目的地」として成立するパークデザインにあります。
敷地内に入ってまず目を引くのが、広大な芝生広場とダイナミックに広がる遊具エリアです。子どもたちに絶大な人気を誇るふわふわドームや、滑り台を組み合わせた大型複合遊具、夏季には水しぶきをあげて遊べるじゃぶじゃぶ池が整備されており、その利用料はすべて無料。有料テーマパークに匹敵するアクティビティが日常的に開放されている点は、子育て世代にとって計り知れない魅力といえます。
さらに、食と農を結ぶ「カントリー農園」では、季節ごとの旬野菜の収穫体験が定期開催されています。春のイチゴやタケノコ、初夏のエダマメやトウモロコシ、秋のサツマイモや大根掘りなど、土に触れながら自らの手で野菜を収穫する体験は、都市近郊では得難い食育の機会となっています。現地を訪れた保護者からは「スーパーの野菜を食べなかった子どもが、ここで自分で抜いた大根を喜んで食べた」という声が寄せられるなど、情操教育の場としても高く評価されています。