ファブリーズの車CMを語る上で欠かせないのが、舞台となるファブリーズ車CM登場車種の選定です。高級外車やスポーツカーではなく、私たちが普段街中で目にする実用車がメインに選ばれていることには、綿密な広告戦略が存在します。
過去から現在に至るCM映像を分析すると、主に以下のようなタイプの実用車が劇中車として登場しています。
- ファミリー向けミニバン(Mクラス〜Lクラス):家族でのレジャーや子どもの送迎シーンで登場。車内でファストフードを食べたり、汗をかいた部活帰りの子どもを乗せたりするシチュエーションに合致。
- 日常使いのコンパクトカー・軽ハイトワゴン:買い物や通勤、友人同士のドライブなど、日常のパーソナルな移動空間としてのニオイ問題を提示。
- 都市型クロスオーバーSUV:若年層やアクティブな層のドライブシーンを描く際に採用され、アウトドア帰りのニオイ対策をアピール。
広告制作関係者の証言によると、特定の自動車メーカー色を前面に出しすぎないようエンブレムや細部に配慮しつつも、「自分の家の車と同じだ」と直感させるシルエットやシートレイアウトが緻密に計算されています。密閉された車内という狭小空間だからこそ、視聴者の生活実感と地続きのリアリティを持たせることが共感の絶対条件となっているのです。