近年の夏場の記録的な猛暑や不規則な気候は、屋外での植物栽培に大きなリスクをもたらした。その結果として加速したのが、完全屋内の環境制御型栽培である。
最新のスマホアプリと連動した小型サーキュレーター、波長を最適化した植物育成LED、精密な自動水やりシステム。これらが手頃な価格で普及したことで、住環境の広さに制限がある日本の都市部でも、砂漠地帯原産の希少種を発芽・育成させるハードルが著しく下がった。「部屋の片隅が、現地の自生地以上の理想的環境になる」と専門家は指摘する。テクノロジーの進化が、種子からの栽培をより確実で魅力的なアクティビティへと昇華させた。