かつて「ブログの女王」と呼ばれた彼女の足跡は、決して平坦なものではなかった。2007年の結婚・妊娠発表当時、弱冠20歳だった辻への世間の目は厳しく、ブログに書いた些細な日常すら激しいバッシングの対象となった。「いちごに練乳をかけた」「お葬式にリボンをつけていった」など、投稿のたびにネットが炎上した時代があったことを覚えている人も多いだろう。
だが、彼女は決して発信をやめなかった。誹謗中傷に晒されても逃げず、休まず毎日ブログを更新し、嘘偽りのない泥臭い育児の現場を見せ続けた。やがて世間は気づき始める。彼女がどれほど本気で子供たちを愛し、毎日の家事と子育てに全力を注いできたかという真実に。「アンチ」だった人々が今や「辻ちゃんを疑っていた自分が間違っていた」「最高の母親だ」と手のひらを返す現象は、彼女の努力と誠実さが勝ち取った結果にほかならない。