インターネット上の相談窓口やSNS、臨床現場における患者の体験談を精査すると、「眩しさを軽く見て受診が遅れ、疾患を進行させてしまった」という痛切な実態が浮かび上がります。
大手Q&Aサイトや医療相談プラットフォームに寄せられた実際の投稿・証言からは、共通する初期の油断が読み取れます。
「PC作業が続いたある日、オフィスの蛍光灯が急にギラついて見え始めた。疲れ目用の市販目薬を1ヶ月差して誤魔化していたが、次第に目の奥が重く痛み出し、眼科に行ったら重度のぶどう膜炎と診断された。もう少し遅れたら視力に後遺症が残るところだった」(40代・IT企業勤務の男性の手記より)
「夜間の車の運転中、対向車のライトが異常に眩しくなり、メガネの度数が合わなくなったのかと思って眼鏡店へ行った。そこで眼科受診を勧められ、初期の皮質白内障と判明。濁りが中心部にかかっていたため、視力検査の数字以上に強い眩しさを感じていたらしい」(50代・女性の症例)
このように、患者本人は「疲れ」「老眼の始まり」「コンタクトの汚れ」と思い込んでしまい、眼科ではなくドラッグストアや眼鏡店に足を運んでしまうケースが後を絶ちません。眩しさは目が出している明確な「SOS」であり、自覚症状が出た段階で病態が形成されている事実を認識する必要があります。