中山律子の存在を語る上で欠かせないのが、最大のライバルであり盟友でもあった須田開代子の存在である。「ダイナマイト打法」と称された豪快なフォームでファンを沸かせた須田と、正確無比なコントロールで精密な投球を重ねる中山。対照的なスタイルを持つ二人の激突は、当時のスポーツ紙の第一面をたびたび飾った。
二人の死闘は、レジャーとみなされがちだったボウリングを本格的なアスリート競技へと昇華させる原動力となった。切磋琢磨する二人の背中を追いかけるようにして、全国から志の高い女子プロボウラーたちが次々と誕生。トーナメントのレベルは急激に上がり、日本における女子スポーツのプロ化という大きな潮流を生み出すこととなった。