長年多くの家庭に愛されてきた料理研究家の栗原はるみ氏や、NHKの長寿番組『きょうの料理』の誌面でも、正確な計量がいかに料理の再現性を高めるかが繰り返し語られてきた。
調理科学・家庭料理の専門家たちが口を揃えて指摘するのは、「すりきり」の重要性である。計量スプーンに砂糖を山盛りにすくった後、指やヘラで平らにすりきった状態が本来の「大さじ1杯」だ。特に上白糖の場合、スプーンに押し込むように強く圧着させてしまうと、1杯で11g〜12g近く入ってしまうことがある。
プロの厨房や愛好家の間では、「スプーンのフチで軽くトントンと叩いて固めず、自然にすくってすりきる」のが鉄則だ。計量器具の正しい扱い方ひとつで、手軽にプロの味付けを再現できる。