斬新なネーミングの高級生食パン専門店を全国でヒットさせ、空前のパンブームを巻き起こしたベーカリープロデューサーの岸本拓也氏。同氏のムーブメント以降、日本の食パン文化は大きな変容を遂げた。
一時期の高級パンブームが落ち着きを見せる中、消費者の視線は「日常的に買える高クオリティな1枚」へと移っている。高級店が提示したなめらかな口どけや密度の高い食感という基準を、大手メーカーが見事に大量生産のラインへ落とし込んだ。200円前後の価格帯でありながら専門店顔負けの満足度を実現する技術力は、まさに日本企業の独壇場だ。