2026年の日本自動車市場における最大のトピックといえば、BYDが満を持して投入した日本市場向けの超小型EVおよびコンパクトPHEVのラインナップ拡充だ。これまで日本のEV市場を牽引してきたのは日産「サクラ」に代表される軽EVだったが、BYDは実質的な購入価格でそれに匹敵する魅力的なモデルを投入。バッテリー容量と室内空間の広さで軽自動車の規格を超えた価値を提示した。
地方都市に住む通勤ドライバーにとって、冬場のバッテリー劣化や航続距離の短さは死活問題だ。BYDの新型車は、独自のヒートポンプシステムと高効率なバッテリー管理により、過酷な日本の冬季環境でも安定した航続距離を確保。「軽自動車の価格帯で、ワンランク上の普通車EVに乗れる」という実利的な選択肢が、セカンドカー需要を大きく揺さぶっている。