運動会の見直しを後押ししているもう一つの巨大な要因が、教員の長時間労働問題である。働き方改革関連法の施行以降、教育現場でも残業時間の削減が叫ばれてきたが、運動会シーズンの業務量は依然として異常な高水準にある。プログラムの策定、安全対策、早朝からのグラウンド整備、さらには保護者や地域からの要望対応まで、教員にかかる圧迫感は計り知れない。
大手ポータルサイトのYahoo!ニュースや、X (旧Twitter)といったSNS上では、現役教員による悲痛なポストが溢れている。「休日返上で準備に追われ、肝心の授業準備がおろそかになる」「巨大な行事を一つ回すだけで、肉体的にも精神的にも限界を迎える」といった告白は後を絶たない。持続可能な校務運営を実現するためには、巨大行事の抜本的な整理・削減が避けられない局面に来ている。