1990年代、日本中を狂熱の渦に巻き込んだ大相撲ブームの中心には、常に巨大な壁として立ち塞がる彼の姿があった。宿敵・貴乃花光司との激闘は、平成のスポーツ史における屈指の名勝負として語り継がれている。土俵上で火花を散らした両者の張り詰めた空気感は、お茶の間の視線を釘付けにした。
また、同郷ハワイ出身のライバルである武蔵丸光洋との首位争いも忘れてはならない。巨体同士が正面から激突する迫力満点の取組は、相撲ファンを魅了し続けた。黄金期を支えたこれらの猛者たちとのしのぎ削りこそが、彼の力士としての真価を高めたのである。