首都圏に位置するゴルフ場の中でも、大宮ゴルフ倶楽部に代表されるこのエリアのコース群は、昭和の薫りを残す重厚な歴史と圧倒的な交通利便性を兼ね備えている。高速道路のインターチェンジからもほど近く、早朝のドライブも苦にならない。一歩足を踏み入れれば、そこは都会の喧騒を一切感じさせない静寂の森だ。
コースレイアウトは一見するとフラットで、初心者にも優しく映るかもしれない。しかし、一筋縄ではいかないのが名門の矜持だ。巧みに配置されたバンカーと、ホールをセパレートする鬱蒼とした樹木群が、第一打の落とし場所に強烈なプレッシャーを与える。飛ばし屋が力任せに打ち込めば、容赦なく松の枝葉がボールを撃ち落とす設計となっているのだ。