ロサンゼルス・ドジャースで前人未到の記録を更新し続ける大谷翔平。彼の規格外なパフォーマンスを支える最大の武器は、徹底的に管理された肉体改造だ。シーズンオフだけでなく、過酷なレギュラーシーズン中も欠かさず実施されるウエイトトレーニングには、最先端の理論が凝縮されている。
大谷のメニューで特徴的なのは、高重量のスクワットやデッドリフトに加えて、バーベルの挙上速度をリアルタイムで測定する「VBT(Velocity Based Training)」の全面的な導入だ。疲労度に応じてその日の負荷を細かく調整し、神経系の出力を最大化させる。単に重いものを持ち上げるのではなく、いかに素早く爆発的な力を発揮できるか。この徹底したアプローチこそが、彼の圧倒的な飛距離とタフネスの根源となっている。