男性芸能人の世界でも、この傾向は顕著だ。かつて「塩顔男子」ブームの立役者となった坂口健太郎をはじめ、実力派として確固たる地位を築く高橋一生、中村倫也、染谷将太、あるいは新世代の若手俳優たち。彼らの目元は、力みがない。
眉と目の距離が適度にあることで、威圧感とは無縁の「大人の余裕」や「アンニュイな雰囲気」が醸し出される。激しいアクションや鋭い眼光を見せた瞬間と、ふと力を抜いた時のギャップ。その振り幅に、ファンは心を揺さぶられる。作り込まれたカッコよさではなく、内面から滲み出る個性を尊重する現代のトレンドにおいて、彼らの自然体な佇まいはまさに時代のアイコンと言える。