米国のホリデーシーズンにおいて、お菓子は単なるデザートにとどまらず、家族の団らんや地域コミュニティをつなぐ重要なコミュニケーションツールとして機能しています。全米菓子協会(NCA)の市場調査データや現地家庭へのヒアリングをもとに、冬の食卓に欠かせないアメリカのクリスマスお菓子の定番人気ランキングをまとめました。
第1位:ホリデークッキー(シュガークッキー&アイシングクッキー)
堂々の1位は、各家庭で焼き上げる色鮮やかなクッキーです。ツリーや雪だるま、星型に型抜きした生地に赤や緑のアイシングを施すクリスマス アイシングクッキーは、子どもたちと一緒に作る冬の風物詩。クリスマスイブの夜、煙突から入ってくるサンタクロースのためにミルクと一緒に暖炉の脇へ置いておく習慣(Milk and Cookies for Santa)は、今も全米で大切に受け継がれています。
第2位:ペパーミントバーク(Peppermint Bark)
ビターチョコレートの上にホワイトチョコレートを重ね、砕いたキャンディケインを散らした冬限定のチョコレート菓子。1990年代後半に高級キッチン用品店『ウィリアムズ・ソノマ(Williams-Sonoma)』が火付け役となり、現在ではホリデーギフトの最高峰として定着しています。濃厚なカカオのコクとミントの爽快感、ザクザクとした食感のコントラストが特徴です。
第3位:ジンジャーブレッド(クッキー&ハウス)
ショウガ、シナモン、クローブ、モラセス(糖蜜)を練り込んだスパイシーな焼き菓子。人の形をしたジンジャーブレッドマンだけでなく、クッキー生地で家を組み立ててアイシングやマーブルチョコで飾る「ジンジャーブレッドハウス」のコンテストは、各地の学校やコミュニティで熱狂的な盛り上がりを見せます。
第4位:エッグノッグ(スイーツ仕立て・タルト)
牛乳、生クリーム、砂糖、卵を合わせ、ナツメグやシナモンを効かせた濃厚な伝統ドリンク。大人はラム酒やバーボンを混ぜて楽しみますが、ホリデー期間中はエッグノッグ味のアイスクリーム、クッキー、パウンドケーキなどが店頭を埋め尽くします。
第5位:フルーツケーキ(Fruitcake)
洋酒に長期間漬け込んだドライフルーツやナッツをぎっしり詰め、重厚に焼き上げた伝統のパウンドケーキ。日持ちがすることから古くから贈り物として親しまれてきました。