一方で、レーベルに頼らず完全独立で活動する「DIY(Do It Yourself)アーティスト」にも陰りが見え始めている。作詞・作曲・編曲・レコーディング・SNS更新・動画編集・グッズ発送・ライブ手配・確定申告までを一人でこなすスタイルは、かつて自由の象徴と持て囃された。
だが、2026年の過酷なSNSアルゴリズムの更新スピードは、多くの独立系アーティストをバーンアウト(燃え尽き症候群)へと追い込んでいる。「音楽を作る時間よりも、TikTokの動画を撮影して宣伝する時間の方が圧倒的に長い」という悲鳴は絶えない。音楽活動の事務作業やプロモーション業務を外注・委任するパートナーとして、再び「レーベル」の存在を見直す動きが広がっている。