カエルの生息環境は、日本の田園風景だけに留まらない。BBC制作の名作自然ドキュメンタリー番組『プラネットアース』でも捉えられたように、砂漠から極寒の地まで、地球上のあらゆる過酷な環境に特化した種が存在する。
例えば、北米に生息するモクメアマガエルは、冬になると体液の大部分を凍結させ、心臓の鼓動すら完全に停止させる。体内に大量のグルコースを蓄えることで細胞の破壊を防ぎ、春の訪れとともに解凍されて何事もなかったかのように動き出すのだ。まさに仮死状態からの復活であり、医療分野での冷凍保存技術の応用としても大きな注目を集めている。