多くの保護者が陥りがちな誤解として、「発表会の前日にシャンプーをしっかりしてサラサラにしておくべき」という思い込みがあります。しかし、舞台ヘアの現場において過度なサラサラ髪は最大の難敵です。
油分が完全に落ちてキューティクルが閉じた髪は摩擦係数が低く、ゴムやピンが滑り落ちやすくなります。現場のプロは、前日のシャンプー時はコンディショナーを毛先のみに留め、あえて少し摩擦が残る状態を作った上でセットに臨みます。また、「ラメスプレーを全体に吹き付ける」手法も、ステージの強烈なライトで白飛びしてフケのように見えてしまうリスクがあるため、ポイント使いに留めるのが鉄則です。