マイケルとリサ・マリー・プレスリーの馴れ初めは、遥か昔の1974年にまで遡ります。当時まだ幼かったリサ・マリーが父エルヴィスに連れられてジャクソン5のコンサートを訪れたのが最初の出会いでした。本格的に親交を深めたのは1992年、共通の知人を介して再会したことがきっかけです。
当時、深刻な孤独やプレッシャーに苦しんでいたマイケルにとって、同じく偉大なスーパースターの家庭で育ち、世間の好奇の目に晒される苦しみを共有できるリサ・マリーは唯一無二の理解者でした。ふたりは1994年5月、ドミニカ共和国で極秘に挙式。同年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでは、ステージ上で熱烈なキスを披露し、世界を騒然とさせました。
一方で、当時のマイケルが児童性的虐待疑惑の渦中にあったことから、世間では「疑惑から目を逸らすための偽装結婚ではないか」という冷酷な憶測も飛び交いました。しかし、後年のインタビューでリサ・マリーは「私たちは心から愛し合っていた」「彼を救いたかった」と告白しており、打算だけではない深い情愛で結ばれていた事実を証言しています。