昭和から平成、そして令和へと続く歴史の中で、仮面ライダーシリーズの放送枠は時代ごとのテレビ視聴形態や局側の編成戦略によって幾度かシフトしてきました。特に長年親しまれた「日曜朝8時」からの移動は、当時のファンコミュニティを巻き込む大きなニュースとなりました。
平成仮面ライダーシリーズの第1作『仮面ライダークウガ』(2000年)から『仮面ライダーエグゼイド』(2017年)までの約17年間、番組は「日曜朝8:00〜8:30」に固定されていました。この時間帯は「朝起きて朝食を食べながら観る番組」としてファミリー層の生活リズムに完全に定着していたのです。
しかし、2017年10月の大規模改編により、後続の『仮面ライダービルド』の序盤から現在の「日曜朝9:00〜9:30」へと枠が変更されました。この改編の背景には、テレビ朝日が日曜朝の報道・情報番組枠(『サンデーLIVE!!』など)を新設・拡大した戦略的な事情がありました。
枠移動の発表直後は、SNS上で「日曜朝のリズムが狂う」「部活動や習い事の時間と重なってリアタイできなくなる」といった困惑の声が上がり、一部では枠変更に対する炎上交じりの反発も見られました。しかし、現在の朝9時枠は、かつてフジテレビ系で放送されていた強力なアニメ枠の再編などとも相まって、結果的に幅広い世代がゆったりと視聴できる時間帯として強固に定着しています。