物語の舞台は、突如として未知の脅威や怪異が蔓延し、日常が崩壊した終末世界。次々と人々が命を落とす凄惨なパニック状態のなか、どこにでもいる……はずだった平凡な青年が、その類まれなる美貌を覚醒させるところからストーリーが幕を開けます。
物語を牽引する主要な登場人物たちの個性的な関係性も、本作の大きな見どころです。
主人公:自らの顔面が持つ超常的な魔力に無自覚ながらも、結果的に数々のデスフラグをへし折っていく青年。彼自身は極めて真面目に生き残ろうと奮闘しているものの、周囲が勝手に魅了されていくシュールなギャップが笑いを誘います。
相棒ポジションの生存者:常識人枠として主人公の美貌の恩恵に預かりつつも、世界の狂気と主人公の異常性にツッコミを入れ続ける重要キャラクター。
敵対者・モンスター群:本来であれば無慈悲に人間を屠る存在でありながら、主人公と対面した瞬間に「美の暴力」に屈し、毒気を抜かれてしまう異形たち。
単に危機を脱するだけでなく、敵対する人間組織の黒幕すらも主人公のビジュアルに狂わされ、人間関係のパワーバランスが崩壊していく過程は痛快そのものです。