甲子園という大舞台、あるいは一打サヨナラの緊迫した局面で、本来の力を発揮できる高校生は一握りだ。高川学園はその「土壇場での弱さ」をメンタルトレーニングの導入によって克服した。
専門のスポーツ心理カウンセラーと連携し、心拍数のコントロール方法や、打席内での呼吸法、エラー直後のアンカリング(気持ちの切り替え動作)をルーティン化。プレッシャーがかかる局面を「ピンチ」ではなく「アドレナリンを味方につける好機」と再定義する思考法を徹底的に叩き込んでいる。その結果、終盤8回や9回での劇的な逆転劇が激増。他校にとって「土壇場ほど恐ろしいチーム」という強烈な威圧感を与えることに成功している。