光半導体分野は世界中の大手デバイスメーカーがしのぎを削る激戦区だが、QDレーザが所有する「自己組織化量子ドット」の結晶成長ノウハウは、他社が容易に模倣できない強固な参入障壁を形成している。数ナノメートル規模の半導体微粒子を基板上に欠陥なく高密度で並べる技術は、過去数十年の試行錯誤の結晶だ。
データセンターの省電力化が地球規模の課題となる中、高効率かつ高耐熱な光源を提供できるプレイヤーは世界を見渡しても数えるほどしか存在しない。価格競争に巻き込まれにくい圧倒的な技術的優位性が、今回の決算でも製品単価の上昇と高い利益率として反映されている。特許ポートフォリオの拡充も続いており、他社の参入を退ける防壁は一段と強固になった。