『笑点』の司会者は、単なる進行役ではない。メンバーそれぞれのキャラクターを引き出す「猛獣使い」としての能力が求められる。昇太の司会っぷりを見てみると、メンバーの回答に対して「座布団をあげる・取る」の判断基準が、非常に感情的で人間味に溢れていることに気づく。
この「理不尽さ」こそが、大喜利に心地よい緊張感と笑いを生み出すスパイスになっている。メンバーが司会者の判定に文句を言い、それに昇太が子供のように言い返す。この予定調和を崩す掛け合いがあるからこそ、視聴者は毎週飽きずにチャンネルを合わせるのだ。