事件当時、複数のメディアで木嶋佳苗の筆跡鑑定が実施されました。書道や心理学の専門家が分析した結果、彼女の文字には特異な心理傾向がはっきりと表れていると指摘されています。
文字の線が等間隔で均整が取れている点は、極めて高い自己統制力と几帳面さを示しています。感情に流されず、冷静沈着に状況をコントロールしようとする性格が筆跡に現れているとされます。一方で、文字の空間を広く取る傾向からは、強い自己顕示欲と「他者から認められたい」という過剰な承認欲求が浮き彫りになりました。
この筆跡の緻密さは、彼女が得意としていたプロ級の料理の腕前とも完全にリンクしています。名門料理教室「ル・コルドン・ブルー」に通い、高級食材を惜しみなく使って美しく盛り付けられた手料理の数々と、寸分の狂いもない達筆な手紙。この2つの完璧な武器が組み合わさることで、被害者となった男性たちは彼女の仕掛けた罠に深く引き込まれていきました。