丸顔の輪郭的特徴は、縦と横の比率がほぼ「1対1」に近く、頬や顎先のラインに丸みを帯びている点にあります。この特徴を持つ人がメガネ選びで違和感を覚える最大の理由は、幾何学的な「錯視現象(同化効果)」にあります。
特に典型的な失敗例として挙げられるのが、ボストンメガネ似合わない理由の筆頭である「天地幅(レンズの縦幅)の深さ」です。トレンドのクラシック系ボストンは縦幅が40mm以上あるものが多く、これを丸顔の人がかけると、フレームの下部が頬の最もふくよかな位置に重なってしまいます。その結果、目元から顎先までの距離が視覚的に押し縮められ、頬の余白が横へと押し広げられたような「下膨れ感」が生じるのです。
一方、逆のアプローチとして選ばれがちなスクエア型にも意外な盲点が存在します。「丸い顔には四角いメガネ」という単純化されたセオリーを鵜呑みにし、横幅が極端に狭いスクエアを選んでしまうケースです。直線が顔の丸みを打ち消すはずが、こめかみ付近に大きな余白が生まれ、かえってフェイスラインのふっくら感を浮き彫りにしてしまいます。スクエア型フレーム小顔効果を真に引き出すには、単に角張っていれば良いわけではなく、顔幅とのミリ単位のバランス計算が欠かせません。